下水処理場

気が向いたら更新します。

ガールズ&パンツァー最終章第4話を観た感想を書き殴る(前半)

ネタバレ注意!

まだ観てないよ~という方、今すぐ公式サイトで上映館をチェックしてチケットを予約しなさい。はよ観ろ

尚、今回の記事は否定的な意見や不快な表現などは少ない(桃ちゃんは除く)と予想されるため、比較的穏やかな気持ちで見られると思われます。ご安心ください。一応、推敲されていない駄文を読むと蕁麻疹が出る人はイライラすること間違いなしなのでブラウザバック推奨です。

それではパンツァーフォー!「パンツのアホー!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新OPの感想

泣いた。良すぎました。ガルパンはいいぞどころじゃねえ!

2年半ぶりに新作が公開されることへの期待感、加えて第4話からはOPがTV版や劇場版の主題歌を歌うchouchoさんの新曲に変更ということで、非常に大きな胸の高まりを感じつつその時を待っていました。いざイントロが始まると、何かを考える間もなく反射で目頭が熱くなりはじめてきました。そこに映像なんか挿入された日にはだめだね。

このOP映像が本当に良かった。あんこうチームが1人ずつクローズアップされるカットと、大洗のメンバーや他校のメンバーの日常感のあるカットがいい。福田ちゃんかわいい。

ただ、映像・歌詞ともに「卒業」感がかなり出ており、寂しい気持ちになりました。大洗の三年生だけでなく、他校の隊長の多くがいなくなってしまうんだなあ...と考えると悲しいです。とにかく嬉しい、寂しい、悲しいに尽きます。色々書きたいことあったけどうまくまとまらなかったので割愛します!

既にyoutubeで冒頭10分の映像が公開されているので、おじさん達は新OPをヘビロテしましょう。

 

どうでもいい話ですが、公開後に公式twitterからお知らせがあった、保育園のシーンが初見どこに出てきたのかわからず、一緒に観た後輩と色々話していたのですが、OPで継続高校がサンタの恰好をして子供たちにプレゼントをあげるシーンだと判明しました。継続サンタカワイイヤッター!

 

大洗継続戦の感想

第3話後半から引き続き大洗と継続の試合。序盤に大洗が継続のT26を立て続けに撃破しますが、砲手ヨウコが搭乗する謎の車輛からの遠距離砲撃を受け、あんこうが撃破されたところから始まりました。前回の記事で書いたように、大洗のメンバーが成長するのは、実質の隊長車が撃破されたこのタイミングしかない!と思っていたので、各チームの活躍に胸を躍らせていました。

傀儡隊長桃ちゃん覚醒の刻────

 

 

 

 

 

 

 

 

が.......駄目っ.......!

相変わらずパニックを起こし喚き散らかす桃ちゃん、それを諫める柚子ちゃんと全体をまとめて各チームの意見を聞く会長。TV版からの様式美といえばそうなんだが、こいつはいつまで他人に頼り続けるのだろうか....と思ってしまった。百歩譲って勉強が苦手なのはいいけど、大会で優勝してAO狙うならせめて戦車道の座学くらいしてチームに貢献してくれ。彼女にはちゃんと大学に落ちてほしい。(桃ちゃんファンの皆さんすみません。)

 

逆に桃ちゃん以外の大洗メンバーは目覚ましい成長を遂げていたのでそこはよかった。特にウサギさん、アリクイさん、サメさんは戦いにすらならなかったレベルからチームに必須級の活躍をするレベルになっており、感動した。

 

閑話休題。本題に戻ります。

 

あんこうが撃破された大洗は、ひとまず全車合流し、八九式のソリと三突のヴィンターケッテ(冬季用履帯)を利用し、塹壕を掘って立てこもることに。塹壕突破用の八九式のソリを塹壕堀りに使う発想は面白い。しかし、継続側もT34/76とKV1を追加投入し、ヨウコ車以外の車輛で大洗を包囲、徐々に包囲網を狭めていく作戦に。どうでもいいが、T26やBT42が壁から砲塔を覗かせて撃っている姿にwot(world of tanks)みを感じた。

 

焦り始める大洗メンバー達。しかし澤ちゃんに電流走る────!!第3話でウサギさんが観ていた映画「大脱走」の、トロッコを腹ばいで移動するシーンを思い出してこの状況を打破する作戦を思いついた様子。

どうやら大洗が立てこもった場所はダムに雪が積もってできたものであり、榴弾を使って掘り進めればダム穴から脱出できるのではないかと提案。あんこう鍋作戦!もとい、あんこう破れ鍋作戦開始です!

M3リーの榴弾で雪を退かし、無事ダムを発掘。ダムに溜まったゴミをM3が砲撃→マークⅣで踏み潰すという方法でダム穴への道を掘り進めていき...遂に開通!

 

一方、地上では何も動きを見せない大洗の様子を見て、ミカが既に大洗が何らかの手を打っていると看破。地図でダムの存在を確認したことでダム穴からの脱出を予測し、KV1とT34をダム穴に向かわせるという名指揮官ぶりを発揮。みぽりんが「黒森峰時代に継続の隊長がすごい優秀な人で苦戦した」と言うことはあるなあ。

 

余談

KV1のリーゼント3人組だが、実は劇場版(最終章1話初出でした!ごめんなさい!「シベリア送り25ルーブルよ!」)で継続がエキシビジョンを観戦している車(GAZ-AA)の傍にいるので、ぜひ観返してみてください。

あと、このシーンでミカとユリが演奏していた曲は、いろいろ調べた結果Maantie on kova kävelläというフィンランド軍歌っぽい。

 

 

 

ダム穴への道を開通させた大洗は、継続に悟られぬよう、M3を先頭に、フラッグ車のチヌから少しずつダム内に入っていく。が、車両数が減っていることを見破られ、継続が展開、地上組が応戦することに。ここで、そど子がようやくカメさんチームを狙うヨウコ車を発見するも、避けきれない事を悟った会長が澤ちゃんにすべてを託し、ヘッツァーは撃破されてしまった。事実上の隊長・副隊長を失った大洗だが、満場一致で澤ちゃんを新隊長に推薦。澤ちゃん覚醒きたああああああああああ!この展開は予想していたとはいえ熱い!先輩たちから認められてよかったね。

 

余談

ところで、この時ヨウコ車がようやく明らかになったが、初見で車種がわからなかった。パッと見三突っぽいけど主砲が丸っこいしⅣ駆とも違うしなんだあれ?って気になった。残存車輛が一瞬表示されたときに、Stu40という見慣れない名前があったため、おそらくそれがヨウコ車だろうと推測。

パンフにて判明したが、どうやら三突G型らしい。言われてみればwotの三突G型の75mm長砲身や105mm砲は丸っこい形をしていたなー...シュトゥルミと言ってくれたほうが三突ってわかりやすい。

しかし、終ぞソ連駆逐戦車が出なくて残念だなー。ヨウコ車としてSU152を予想してたけど外れた。

 

澤ちゃんはKV1とT34の待ち伏せを察しており、レオポンに超音速の貴公子ともくもく作戦の準備を要請。既に隊長の貫禄が出ている。どこぞの傀儡隊長とは大違いだ

特に澤ちゃんが素晴らしいなと思ったのは、他のメンバーに対して具体的な数字を出して説明している点ですね。ちゃんと戦車道の座学をしているんだなあ。しかも落ち着いている。本当にどこぞの傀儡隊長とは大違いだ

 

団子状に連なった戦車をP虎が後ろから押して高速で脱出、砲弾の回避に成功!殿のb1はP虎がロープでけん引していたが、脱出後に機銃でロープを切る演出を入れるのがニクイ!そういう細かさがクズにはできんひと手間!

 

一方その頃、観戦中のみぽりん「二手に分かれるのがいいかも」澤ちゃん「ここからは二手に分かれましょう」

 

 

 

 

 

 

....ニコッ

澤ちゃん、遂にその領域まで到達してしまったか。これが「至高の領域に近い」というやつですか。軍神みぽりんと思考がシンクロするのは実質軍神なんだよなあ...。

 

大洗側は

BT42を追うチーム:M3、マークⅣ、P虎、八九式

Stu40を追うチーム:チヌ(フラッグ車)、三突、b1

に分かれ、それぞれフラッグ車の撃破とスナイパーの撃破を目標として行動開始。

後者について結果を言ってしまうと、カバさんのマカロニ作戦dreiによってヨウコを撃破することができたものの、カモさんがKV1の装甲の前になすすべもなく撃破してしまう。また、カバさんも例によって「それはない」でKV1に撃破されてしまい、アリクイ単騎で本隊に合流することに。

 

ここで思ったのが、思ったよりヨウコの撃破早かったな、と。前回、最後の最後でとんでもないインパクトとともに登場したので、継続の新エース的存在なのかなーと思いきや、行進間射撃が苦手だったり、射撃スポットへのこだわりが強かったりと弱点があったのが意外だった。ミカにも「腕はいいがこだわりすぎだな」と指摘されていたのが印象に残ったが、彼女はまだ1年生なので今後の成長が楽しみなキャラだなー。

 

余談

そど子、お前麻子以外の後輩にも呼び捨てされてるのか...まあ劇場版のやさぐれっぷりを見て呆れられたと考えるのが妥当か....

あとM3らがスキージャンプ台の上にいるシーンで、横にJX金属の看板があって笑った。なんなんだあのコラボは

 

 

全車合流し、BT42を殿とする継続を追う大洗。どうやらヨウコ車を撃破した時の大洗よろしく、継続もフラッグ車を囮にして何やら企んでいる様子。そんなことはつゆ知らずBT42に向かって突撃する大洗。継続の戦車を追って山を登り切ったその先には.........

 

 

 

 

 

 

クッッッッッソ坂!上級者コースじゃねえかこれ!

ここからとんでもないスピードで戦車戦が繰り広げられます。正直何が起こってるかわからないレベルで速いです。マジで速すぎて心の中であーなんだこれやべえやもうめちゃくちゃだあーやべえやべえってずっと連呼してました。本当にどっちがどっちの戦車なのかわからない。ドラゴンボールで言うところのヤムチャ視点です。

未だ嘗て戦車を題材にした作品でここまでスピード感を出したものがあるだろうか、いやない。ここの戦車戦を観た瞬間に思ったこと。4DX絶対面白いだろこんなの!!観てえ!!衝撃的でした。このシーンは本当に鳥肌が止まらなかった。

 

大洗のみんな、操縦が抜群に上手くなってる。ほぼ制御効かない状態なのに土壇場で対処法を思いついて実践している。桂里奈ちゃんが範馬勇次郎ばりの「チェリャァァァァァァ!!」で操縦桿をぶん殴るシーンは笑ってしまった。また、アヒルさんが考案した、逆方向に射撃した反動を使う発想...完全にピストルカラテだこれ!!てかKV1硬すぎ!追加装甲あるとはいえP虎の88mmで抜けないのおかしいだろ!

 

そういえばBT42がいないぞ?...と思っていた矢先、上空から謎の影が!なんと履帯を外し、転輪の先端にスキーを付けたBT42が突っ込んできた!めちゃくちゃすぎる! Säkkijärven Polkkaきたああああああああああああああ!最高だぜ!ミッコ、いつもフロント全開にして顔出してるの怖いよ!ミカ仕事しろ!アキちゃん過労死するぞ!なんで射撃・装填・砲塔旋回を一人でやってるのこの子!

 

P虎とBT42が撃ち合うシーン、ツチヤのドラテクに興奮して戦いを楽しんでるミッコがかっこよすぎる。自分に対抗できそうな操縦士が出てきて「いいね!」の一言って強者感すごい。というかミッコがぶっちぎりのドラテクの持ち主なだけで、継続のモブ操縦士も十分バケモンだなこれ...

あとアキちゃんもめちゃくちゃ優秀だよなあ。BT42は主砲の貫徹力が低いから基本的に至近距離まで接近して撃ってるけど、アキちゃんは常に行進間射撃で撃破してるのですごい。

継続の雪中戦の練度が高すぎて、このフィールドで対抗できるのは大洗とプラウダくらしかいないんじゃないか?

 

既に2回観たんですが、この辺のシーン速すぎてあんまり覚えてないです、すみません...

印象に残ったのは、ウサギさんがこれまた「大脱走」から着想を得た作戦で、大ジャンプして上からKV1のエンジンを狙って撃破したり、マークⅣが姿勢を崩したT34の下部に砲撃して撃破したりするなど、大変キンボシ・オオキイ!な活躍をしていたことくらい。あとはうろ覚えすぎる...

なんやかんやあって大洗側がM3、マークⅣ、チヌの3輌、継続がBT42とT26の2輌に。チヌがBT42にあわや撃破...というところでBT42の転輪にカウンターをかましてバランスを崩すことに成功!3輌で追い詰めてゲームセットか?と思った矢先、ミカがT26に山に向かって榴弾の砲撃を指示。ま、まさか...

 

 

 

 

 

 

 

 

雪崩です。

今回ばかりは死人が出てもおかしくないなと本気で思った。ゲレンデ滑走しながら戦車戦してる時点で死ぬわこれって思ってたのに、ちゃんと災害起こして戦車巻き込むのやばすぎる。特殊なカーボン云々以前に戦車ごと生き埋めにされて死ぬだろ。理事長のハゲはじめ戦車道連盟は何を考えてステージ選んでんだよ。1年前の大会であやうく溺死しかけた赤星小梅はキレていい。

 

雪崩に巻き込まれたマークⅣ、M3が撃破され、全てを託されたアリクイさん。この状況を打破するために必要なものとは........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筋肉!!!!!

劇場版以前は、まさかゲーマーチームがバレー部を超えるパワー系チームになるとは思わなかったよ...だが、筋肉!筋肉はすべてを解決する!ってコマンドーで学んだ

村に到達するなり操縦士のももがーを残して飛び降りるねこにゃー&ぴよたん。BT42とT26が追いつく前になにやら仕込むようだ。

遅れて村に到着したBT42とT26。いかにもあやしげな形をした雪だるまを発見。2輌の同時射撃により試合終了、と思いきやなんと雪だるまはデコイ!本物のチヌはBT42の真横の雪塊の中に隠れていた!至近距離から砲撃を受けたまらず白旗を上げるBT42!大洗の勝利!!

最後、お銀が澤ちゃんにサムズアップしたシーンはよかったなあ...あんこうチームにも次期隊長として認められてよかった。

戦車を雪中に隠して至近距離で撃破するという、プラウダ戦の決着を髣髴とさせる終わり方が良かった。当時アリクイさんは戦車道チームにいなかったけど、プラウダ戦を観戦してたのかな?とか色々考えてしまう。

 

継続戦を振り返ると、継続高校とんでもなく強かった!あと大洗のメンバーがめちゃくちゃ成長してた!

最高!の一言に尽きる!

 

特にSäkkijärven Polkkaがクライマックスに向かうにつれてどんどんアップテンポになっていくのがすごく良い!焦燥感と高揚感がぐちゃぐちゃになって最高すぎる!

 

 

試合後の交流

継続高校に招待された大洗メンバー。みんなでサウナに入ることに。継続高校の風景が完全にムーミン谷で笑ってしまった。

ガルパンのすごいところは、お風呂やサウナのシーンで露出度が上がっても一切エロスを感じさせないところですね。逆にすごい。純粋な気持ちで見られるから非常に助かる。

 

 

大洗の戦力のおさらい

あんこう(Ⅳ号):指揮官、万能枠

・カメさん(ヘッツァー):サブ指揮官、奇襲、火力枠

・ウサギさん(M3リー):サブ指揮官、奇策枠

・アヒルさん(八九式):偵察、奇策枠

・カバさん(三突):奇襲、火力枠

・カモさん(ルノーb1):偵察、盾枠

レオポンさん(P虎):万能枠

・アリクイさん(チヌ):万能枠

・サメさん(マークⅣ):地形ギミック突破、盾枠

 

こんな感じ?元会長と澤ちゃんというサブ指揮官の存在で、あんこうのワンマンチームという印象が薄れた気がする。また、それぞれのチームが精神面・技術面ともに成長したことで、基本的に落ち着いてなんでもこなしている印象。マークⅣも、最初は戦力にならんだろ...と思っていたが、地形ギミックを突破するのに必須級の働きをしていることに加え、サメさんチームの練度が上がって、純粋に戦車戦で活躍しているため評価を見直した。で、桃ちゃんはいつになったら成長するの?

 

あまりにも長くなったので、前後編に分けていいですか?すみません。疲れました。

ここまで駄文を読んでくださった方、ありがとうございました。

 

 

さいごに

今年の春に、劇場版からカンテレの演奏を担当していた、カンテレ奏者のあらひろこさんがご逝去されました。劇中でSäkkijärven Polkkaが流れる度に心を躍らせていました。最高に美しくてかっこいい、大好きな曲です。素晴らしい演奏をありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。